ソレノイドを使用するにあたり、印加電圧と温度上昇は密接な関係にあります。
印加電圧が大きいと相応の吸引力を得ることができますが、ソレノイドの温度は急激に上がり、印加電圧が低いとなだらかに上昇します。
タカハ機工のソレノイドはA種絶縁(105℃)にて設定していますので、連続通電で使用する場合は、下記表の電圧にあった"連続通電"からお選びください。
あらかじめ使用頻度が想定できる場合は、下記をご参考ください。
左表は通電時間の目安です。通電時間6%の場合は一度の通電時間を15秒以内とし、遮断時間を上記計算式よりお求めください。
* 通電時間はご使用環境で変化いたします。
実機に取り付けての確認をお勧めします。
吸引力とはソレノイド本体が可動鉄芯(プランジャー)を引きつける力のことで、ストロークとは本体が可動鉄芯を引ききった状態を0mmとし、そこから離れた距離のことです。
吸引力は消費電力が高くなると大きくなり、ストロークが長くなると小さくなります。
右グラフはカタログに記載されている消費電力と
吸引-ストローク特性です。(1N≒102g)
吸引力よりも電流値を優先させたい場合や、温度上昇を小さくしたい場合など、使用定格表"連続通電"よりもさらに
"連続通電A~E"をお選びいただくこにより、ご要望に合ったソレノイドをご利用いただけます。
カタログ中の右表は、連続通電A~Eをご選択した場合の
"連続通電"を基準とした吸引力の割合です。